「この会社で10年やっていけるだろうか」「人のために、人が使うものを作る仕事をしたい」こんな疑問や希望を持った人たちを引き付ける、あるスクールが日本に相次いで設立された。入学金も授業料もいらないが「突き落とされたプールで1か月溺れず必死にもがく」と例えられる試験をパスする必要がある。 そのプールにみずから飛び込むのは、有名大学を出たエリートではなく、5児の母親や農家手伝いの若者、それに浪人生など。カプセルホテルに泊まり、あるいは娘が作ってくれた目玉焼きをほおばり、新たな世界を目指すのだ。夢はITエンジニア。熱い挑戦が繰り広げられている。(ネットワーク報道部記者 加藤陽平・国際部記者 松崎浩子) 滋賀県から上京している24歳の男性。1泊1800円のカプセルホテルがねぐらだ。 「マックに触ったのも初めて。大文字と小文字の切り替えも分からなくて。でも、受かったら何かが変えられるはず」 浪人中の1
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