日本の学校における教育課程の基準となる「学習指導要領」は、おおむね10年に1度大幅な改訂が行われる。直近では2017年3月に改訂が行われ、小学校課程では2020年度(2020年4月)から、中学校課程では2021年度(2021年4月)から改訂内容が完全実施されている。 小中学校課程における新学習指導要領において目玉の1つとなったのが「プログラミング教育」の導入である。小学校課程では複数の既存教科(主に算数と理科)の学習にプログラミング教育を組み込むのに対して、中学校課程では「技術・家庭科」の技術分野に組み込む形で実施される。 →「プログラミング教育」が必修化されたのはなぜ? それを支える「GIGAスクール構想」とは? プログラミング教育の必修化を見越して、東京都渋谷区は2019年6月、同区に本社を構える企業5社(東急、ミクシィ、サイバーエージェント、DeNA、GMOインターネット)と「プログ