日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は、車載システムと産業機器に向けたワンチップタイプの高精度ミリ波センサーを発表した。検出距離は最大300m。距離分解能は4cm未満、距離精度は50μm未満で、髪の毛より細いものまで検知できるという。 車載、産業機器向けにTIが製品化 日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は2017年5月17日、車載システムと産業機器に向けたミリ波センサーを発表した。CMOS技術をベースに主要な回路をワンチップに集積することで、高い精度の検出機能と低消費電力を実現している。 新たに発表した76~81GHz帯ミリ波ワンチップセンサーは、車載レーダー向けの「AWR1x」ファミリーと、産業機器向けの「IWR1x」ファミリーがあり、合計5製品となる。CMOS技術を用い高性能FR回路ブロックやアナログ回路、A-D変換回路などをワンチップに集積しており、DSPやマイクロコン