【エルサレム花岡洋二】イスラエル軍は11日もパレスチナ自治区ガザ地区を断続的に空爆した。3日連続の空爆で、武装勢力「パレスチナ民衆抵抗委員会」幹部を含む戦闘員16人が殺害されたほか11日には、巻き添えで登校途中のパレスチナ人の少年(12)が殺された。 ガザの武装勢力が9日、イスラエル領に迫撃砲を撃ち込んだのをきっかけにイスラエル軍が空爆を始めた。その後、複数のパレスチナ武装勢力が報復で百数十発のロケット弾や迫撃砲を、イスラエル南部の中心都市ベルシェバやアシュドッドに向けて発射するなど攻撃の応酬が続いている。イスラエル側では、ガザ境界近くの農場で働くタイ人労働者ら6人が負傷した。