Webアプリケーションの公開後に,デザインの変更や掲載データの追加・修正・削除といった,更新作業が必要になることがある。それらの作業を,開発者と顧客のどちらが行うかは,画面遷移や基本設計や見積もりに少なからず影響する問題だ。顧客側の更新作業を実現するなら,企画段階からその仕組みを考えておく必要があるからだ。 顧客自身で簡単な変更ができるようにするための条件 前回,プラットフォームやブラウザのバージョンアップを見越して,企画段階から,運用と維持について考えておく必要があることを強調した。だが,企画に影響する運用段階の作業は,バージョンアップ対応だけではない。 機能追加やリデザインや大規模なデータベース更新ほどではない,ちょっとした更新作業が頻繁に生じることも多い。テキストの一部変更や写真の差し替え,色やレイアウトの一部変更,数十件程度までの簡単なデータの変更や追加といった作業だ。 ところが,
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