大阪市天王寺区に鶴橋という街があり、JR大阪環状線と近鉄が交差する鶴橋駅の高架下および周辺は、大阪市内屈指の焼肉店密集地となっている。夕方頃には駅のホームにも焼肉の香ばしい匂いが漂ってくる、そんな鶴橋から、今回は老舗であり知名度の非常に高い人気店を紹介しよう。 つけダレスタイル発祥のお店「鶴一」 鶴橋が焼肉の街となった原点とも言える昭和23年(1948)創業の「鶴一」。現在は「遊兆館」と「丹青亭」という2店舗体制になっており、遊兆館の座席数は約152(丹青亭は1日2組限定の貸し切り・宴会専用)である。 「つけダレ(焼いた肉をタレにつけて食べる)」スタイルの発祥店と言われており、タレは甘めながらさっぱりとした口当たりが特徴。また、ホルモンの存在を世に広く知らしめたお店でもある。単品で注文する人も少なくないが、塩タン・ロース・バラ・ハラミ・ツラミ・ハート・ミノサンドと、包み野菜、キムチが付くお