「西陣織で衣装作りたいですね」 岡田さんの言葉から、この企画は始まった。 関ヶ原の撮影の為、京都に滞在していた岡田さんを細尾さんに紹介してもらったのはいつだっただろうか。 スナックのカウンターに座って色々な事を話しを聞かせてもらった。 それから数ヶ月が過ぎ、衣装を制作することになったと連絡が来たので、すぐに打ち合わせに向かった。 最初に「刹那的Night」のタイトルを聞いた時、「華麗なるギャッツビー」と「アラビアンナイト」をミックスしたような世界感がおもしろいのではないかと細尾さんと話し合い、一夜限りの妖艶で刹那的なパーティーを想像した。 今回の衣装に使う素材は、細尾さんからの提案もあり、光を吸収する特殊な西陣織を使用する事が決まっていて、プレゼンの際にはまだ世界初で未発表だと聞いた。 最初の生地の色は、ゴールドになる予定だったのだけれど、「刹那的Night」の世界観を引き出す為には、も
![刹那的Nightの衣装](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1955da469a57356ac788c8341548510da0120d41/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.amebaowndme.com%2Fmadrid-prd%2Fmadrid-web%2Fimages%2Fsites%2F32298%2Ffeb02f628d25837c736a8b4b5c50ac62_3533293ccd0cf2ffcfd9e8d233f4140c.jpg)