TPP=環太平洋パートナーシップ協定の閣僚会合は、最大の焦点のバイオ医薬品の開発データの保護期間で、アメリカとオーストラリアの協議が合意に達するなど、難航してきた分野でも交渉が進展しており、このあと行われる各国の閣僚らによる全体会合で、大筋合意に向けた最終的な調整が行われるものとみられます。 これまでの折衝で、今回の閣僚会合で最大の焦点となっていた、バイオ医薬品の開発データの保護期間を巡って、アメリカとオーストラリアとの間の協議が合意に達したほか、自動車分野についても、日本とアメリカ、それに、カナダやメキシコとの間で、協議がほぼ合意に至りました。 TPPを担当する甘利経済再生担当大臣は、日本時間の5日未明、全体会合に先だって、記者団に対し、「大筋合意を発表する共同記者会見を開く準備が整ってきていると考えている」と述べ、交渉全体が大筋合意に至る可能性が強まったという認識を示しました。こうした