『春にして君を想う』(はるにしてきみをおもう、原題:Börn náttúrunnar、英:Children of Nature)は、1991年のアイスランド・ドイツ・ノルウェーのドラマ映画。 文明化社会・商業主義社会の中で居場所をなくした老人の逃避行を描いているが、監督のフリドリック・トール・フリドリクソンは「文明批判・社会批判ととられるのは心外である、あくまで古き良き田園生活への憧憬として作った」と述べている[1]。 なお、本作は老女ステラを演じたシグリドゥル・ハーガリンの遺作である。 日本では1994年に劇場公開された後に『ミッシング・エンジェル/春にして君を想う』のタイトルでビデオが発売された[2]。 妻に先立たれ、老いての一人暮らしに限界を感じた主人公。愛犬を自ら手にかけ、家を捨て、その形見として1個の柱時計のみを持ってレイキャビークの娘夫婦に身を寄せる。 しかし孫娘の嫌がらせ(ビ