今回は、黒川伊保子さんの『妻のトリセツ』、『夫のトリセツ』を参考にしています。夫婦やパートナー間のすれ違いや衝突で悩んでいる人は、本書を読むと何か解決のためのヒントがあるかもしれません。 今回は、男性女性それぞれがコミュニケーションに求めものについてを学んでいきます。 会話・共感が好きな女性 黒川さんの本からは、女性は昔から共感をすることで生存可能性を上げてきたことを学びました。集落での生活では、子育ての知識を共有し、他人の体験談をとっさの知恵に変えて、子育ての多種多様な問題に対応してきました。女性は会話をする度に体験データが蓄積し、感情の見出しがついていて、ある感情が起こった時にその感情の見出しをフックにして、類似の体験データを芋づる式に一瞬で引き出し、問題に即座に対応する脳の仕組みを持っていると黒川さんは考察しています。そして黒川さんは、共感は女性脳にとって知的行為の核であると言います