アルザスに向かう機内でラシーヌ便りを書いています。日本はまだまだ日中の陽射しが強いですが、ヨーロッパでは秋が深まり、ジャケットを羽織っているようです。訪問記をFacebookに紹介してまいりますので、お付き合いください。 まずは、山梨大学で行われた講演会のレポートを読んでの感想です。日本にヴァン・ナチュールが紹介されて、20数年になります。その間になされてきた議論は、フランスでも日本でも、何度も繰り返されてきました。最近、「日本での自然派ワインのマーケット」についてのインタヴューを受けることも多いので、私(ラシーヌ)の考え方を整理したいと思います。 考えるきっかけは、Facebookの投稿で、内容は山梨大学で行われたボルドー大学ワイン醸造学部のジル・ド・ルベル教授による講演会のレポートでした。タイトルは「ナチュラルワイン 醸造的争点 科学的挑戦」(https://www.winery.or