27歳という若さで自らの命を断ったシンガーソングライター、増田壮太の半生を追ったドキュメンタリー映画「わたしたちに許された特別な時間の終わり」が8月16日から東京・ポレポレ東中野など全国の劇場で順次公開。これに先駆けて本日8月6日に、彼のベストアルバム「命のドアをノックする」がリリースされた。 増田は2000年にロックバンド・おきゃんぴーを率いて、ヤマハ音楽振興会主催による10代の音楽コンテスト「TEENS' MUSIC FESTIVAL」で全国優勝。その後も数々の賞を受賞し、若くして将来を嘱望された彼だったが、プロデビューの機会に恵まれないまま生きること自体に煩悶するようになり、2010年12月に自ら死を選んだ。彼が作った楽曲は生前には世に出ることはなかったが、タニザワトモフミが所属するバンド・SPACE LIKE CARNIVALによってカバーされたりと、死後各方面で影響を与えている。