デンソーの有馬浩二社長は10月24日、東京モーターショー2019会場で会見し、ソフトウェアの開発力を強化するため、2025年までに開発要員を1万2000人へ拡大し、24時間体制で取り組む方針を示した。 有馬社長は「電動車両の普及における課題のひとつがバッテリーの充電時間や寿命、航続距離。また自動運転が進むとECUによる演算量が格段に増えることにより、ECUの熱マネジメントが重要な課題となる」と指摘。 その上で「デンソーには60年にわたり磨き続けてきたカーエアコンを始めとする熱マネジメントの技術がある。デンソーだからこそできる車両全体の効率的なエネルギーマネジメントで航続距離25%延長、バッテリー充電時間を3分の1に短縮、バッテリー寿命を20%延長することを実現する」との目標を掲げた。 さらに「そしてスピードを上げてこれらを提供するためにはソフトウェア開発力の強化が大変重要。2025年までに