財産を相続することになったとき、被相続人に借金があるなどの理由で相続をしたくない場合があります。そのときに選択するのが、相続の権利をなかったことにする「相続放棄」です。しかし、「相続放棄」を家庭裁判所に申し込んでも認められないことがあります。 この記事では、相続放棄を確実にするための流れや注意点について、司法書士・石丸大樹さんにお話を聞きながら、詳しく解説します。 相続放棄が失敗しないように、事前に確認しておきましょう。 記事の目次 1. 相続放棄ができない場合とは? 2. 相続放棄の流れとは? 3. 相続放棄できない場合の対処法はある? 4. 相続放棄に失敗しないためには 相続放棄ができない場合とは? (画像/PIXTA) 「相続」とは、被相続人(亡くなった人)から、資産や借金などの財産を引き継ぐことです。相続は、現預金や不動産などのプラスの財産ばかりではなく、負債や借入金、保証債務など
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