【ソウル共同】韓国最高裁は29日、大統領在職中にサムスン電子などから巨額の賄賂を受け取ったとして、特定犯罪加重処罰法上の収賄罪などに問われた元大統領、李明博被告(78)の上告審判決で、懲役17年、罰金130億ウォン(約12億円)などとした二審判決を支持し、李被告と検察の双方の上告を棄却した。実刑が確定した。 李被告は保釈されており、判決公判には出廷しなかった。近く収監される。 李被告は2008~13年に大統領を務め、12年に現職大統領として初めて島根県の竹島(韓国名・独島)に上陸、日韓関係が劇的に悪化した。