オープンソースの暗号ライブラリである「OpenSSL」のパッチが公開された場合、そのパッチは早急に適用する必要がある。しかし、米国時間9月22日に公開されたパッチにはOpenSSLをクラッシュさせ、サーバへの侵入を許してしまいかねない、初歩的なバグが混入していた。 OpenSSLは、SSL/TLSプロトコルを実装するために、TwitterやGitHub、Yahoo、Tumblr、Steam、Dropboxなどの多くの有名ウェブサイトで使用されている。 またOpenSSLは、ウェブサイト以外でも使用されている。このライブラリは、オープンソースの仮想プライベートネットワーク(VPN)実装「OpenVPN」や、セキュアなログイン機能とターミナル機能を提供する「OpenSSH」でも使用されている(ただ、OpenSSHの最近のバージョンでは「LibreSSL」かOpenSSLのいずれかを選択できる)