大人はよく、動揺している子どもを見ると「ちゃんと言葉で説明して」と言います。でも彼らは、言葉の引き出しが少なくて、適切な言葉が見つからないだけかもしれません。 「How Emotions are Made: The Secret Life of the Brain」の著者であり、ノースイースタン大学で心理学を教えるLisa Feldman Barrettさんは、感情の粒度(emotional granularity)について研究しています。 感情をうまく調節するために名前を定義する感情の粒度とは感情を具体的にラベル付けする能力を指します。NPRによると、たとえばうれしくないことがあったとき、その感情に適切な名前を付けられるほど、脳は感情をうまく処理できるそうです。 このようなスキルが後天的なものであるとしたら、習得できるタイミングは幼少期でしょう。 筆者は現在6歳の娘に、ネガティブな感情を