生きている人の名前(俗名)には赤(朱)色を入れる。 死んだら色を落とす。 これは、仏教的にはなにも根拠がなく、みなさんの単なる誤解や思い込みです。 ○戒名に朱が入っている場合 戒名とは、仏門に入った方が授かる名前です。 お坊さんなどは生きているうちから戒名を名乗っていますが、 一般の人が俗名を捨て仏門に入るのは、たいてい死んでからです。 ですから、生きている内、生前に戒名をもらった方は、刻んであるまだ使っていない戒名は朱色にしておきます。 朱色の戒名=まだ仏門に入っていない=訂正の朱≒生きている です。 そして、亡くなったら色を抜きます。 ○建て主の名前に朱が入っている場合 こちらは、生死とはまったく関係がありません。 理由は、生きているから、俗な文字の不遜を避けるため、など地域やお寺によっていろいろです。 ですから、死んだら朱を抜く地域もありますし、死んでも入れっぱなしの地域もあります。
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