「鳥取銀行と勝ち目のないけんかをしようと思います」 去年8月末の早朝、私は、担当している鳥取県西部の小さな町の町長が、衝撃的な文章をフェイスブックに投稿していることを、上司からの電話で知らされた。町長はなぜ、このような投稿をしたのか。(鳥取放送局記者 村上弘樹) この投稿をしたのは、鳥取県日南町の増原聡町長。 地元の鳥取銀行が、町にある支店窓口を廃止、ATMだけにするという方針を打ち出したことがきっかけだった。 日南町の人口は約4600。 うち半数以上が65歳以上の高齢者という典型的な過疎地域で、窓口を利用するためには、およそ20キロ離れた隣町の店舗まで行かなければならない。 投稿はさらに続く。 「高齢化が進む中、対機械でなく、対面こそが必要だと思う次第です。鳥取銀行にもう一度地方銀行としてのありようを考える機会になり、他の市町村で日南町のような例を起こさぬよう、精一杯の意地を見せたいと思
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