昨年の記事では、本を保護するために、主に環境面での取り組みを紹介しました。今回は、本そのものの保護について書いていきたいと思います。 ●本を保護するためには? 本を保護するためには、やはり本自体にカバーをつけるのが一番でしょう。 まず思い浮かぶのは、書店でかけてくれる紙のカバー。僕も実際、そのカバーをつけっぱなしにしていました。物理的な汚れは、ある程度防げるものの、紫外線は紙を通して入っていってしまうので、背ヤケは防げません。また、後述しますが「酸性紙問題」というものがあります。書店のカバーは基本的に酸性紙なので、紙カバー自体が劣化してしまいます。 本の保護を考える場合に、重要なポイントが3つあります。 1 物理的な保護 2 紫外線からの保護 3 紙自体の劣化からの保護 1の物理的な保護は、コーヒーをこぼしたり、水で濡れたりといったことからの保護ですね。2の紫外線からの保護は、日光や蛍光灯
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