職人の物作り｜こだわりの財布。手作り 革財布 [mic/ミック]
革の端をコバと呼びます。このコバの処理には様々な方法がありますが、大きく分けると革の断面をそのまま活かした切れ目仕上げと、へりを返したへり返し仕上げの2つに分けられます。いずれにしてもこのコバの美しい処理によって、財布の出来が大きく左右されるとても大切な工程です。 切れ目仕上げのコバは丸みを持たせたり、面を均一にするために、専用の鉋（カンナ）やコーンカッターといった道具で削っていきます。この削った面を機械や鑢（やすり）でなめらかに仕上げればコバ処理の第一段階は完成です。さらに美しさを演出するために、目留め液や染料を添付したりします。これを繰り返し行ないながら磨き上げることで、革の接合面が分からない一枚革のように仕上げるのです。 へり返し仕上げの場合は、革を薄く漉いたヘリ部分をのり着けして巻き込みます。コーナー部分はコテを 使用してヒダ状に寄せる菊寄せという手法が用います。この菊寄せを美しく
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