モーターサイクルや自転車のホイールを片方から支える構造を片持ちという。整備性の向上や斬新なスタイリングなどが片持ちにしたい理由ではあるが、しかし一般的ではない。特に自転車ではなおさらで唯一量産に成功したのはキャノンデールのオリジナルサスペンション・レフティだけ。それもフロントに限ってのことだ。この「プロジェクト・ライト」は前後、それもスタイル的に規制の多いロードバイクスタイルで挑んできた。 自転車は2000〜3000の部品で構成されていると言われている。いろいろな機能が足され、またあるジャンルに特化することで部品が減らされることもあったが、基本的な形状を100年近く保ってきた。そのなかでもフレームのパイプレイアウトは、足すことも減らすことも難しい完成され切った部分のひとつだ。 フロントブレーキはディスク式、リヤブレーキは普通のキャリパー式だがクランクの下に設置してある。全体のスタイルを崩さ