はじめに 本記事はlinuxにおいてメモリ上に作成するブロックデバイスであるbrdというカーネルの機能について説明します。 用途 ブロックデバイスを直接しようする各種ファイルシステムやDB、partedなどのパーティショニングツールのテストが主な用途でしょう。とくに次のような場合には便利でしょう。 バックエンドがストレージデバイスであるときには時間がかかる加速試験の実行を高速化したい 巨大なブロックデバイスが扱えるかを確認したい(後述するようにbrdにはブロックデバイスのサイズ制限が事実上無い) 使い方 機能が使えるかどうかの確認 まずはお使いのカーネルでbrdがサポートされているかを確認する必要があります。以下コマンドを実行した結果、"CONFIG_BLK_DEV_RAM=[ym]"という行が出てくれば使えます。そうでなければ当該機能が有効になっているカーネルを用意する必要があります(カ
![brd: メモリ上に作成するブロックデバイス](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b7cec90ce29020316d651b9921cf7ddc61146ee1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fres.cloudinary.com%2Fzenn%2Fimage%2Fupload%2Fs--FgI5yFxg--%2Fc_fit%252Cg_north_west%252Cl_text%3Anotosansjp-medium.otf_55%3Abrd%25253A%252520%2525E3%252583%2525A1%2525E3%252583%2525A2%2525E3%252583%2525AA%2525E4%2525B8%25258A%2525E3%252581%2525AB%2525E4%2525BD%25259C%2525E6%252588%252590%2525E3%252581%252599%2525E3%252582%25258B%2525E3%252583%252596%2525E3%252583%2525AD%2525E3%252583%252583%2525E3%252582%2525AF%2525E3%252583%252587%2525E3%252583%252590%2525E3%252582%2525A4%2525E3%252582%2525B9%252Cw_1010%252Cx_90%252Cy_100%2Fg_south_west%252Cl_text%3Anotosansjp-medium.otf_37%3Asat%252Cx_203%252Cy_121%2Fg_south_west%252Ch_90%252Cl_fetch%3AaHR0cHM6Ly9saDMuZ29vZ2xldXNlcmNvbnRlbnQuY29tL2EtL0FPaDE0R2hjeVUzdFlLV3RJeXdsdjJhYm1ac2VpczZrUnp1ODc5ZFNwT0Vub3c9czI1MC1j%252Cr_max%252Cw_90%252Cx_87%252Cy_95%2Fv1627283836%2Fdefault%2Fog-base-w1200-v2.png)