前回はP-Plamo独自のinitスクリプトの前半、squashfsのイメージファイルを見つけるまでの処理を紹介しました。今回は引き続いてinitスクリプトの後半の処理を紹介しましょう。 この部分では書き込み不可なsquashfsをルートファイルシステムとして利用するための作業が中心で、多くの処理がaufsに関する操作になるため、まずaufsについて紹介してからinitスクリプトの解説に移ります。 aufsとは aufsについては、前の連載でも簡単に紹介したように、linuxにおけるunion mountの実装のひとつです。 aufsはJunjiro Okajima氏が開発しているunion mountの実装で、Another Union FSという名称が示すように、元々はStony Brooks UniversityのErez Zadok教授のチームが開発していたUnion FSを元に、
aufs を使って Web サイトのドラフト作成する この nDiki はローカル PC 上で Emacs で記事ファイルを書き、出来上がったら Unison で Web サーバと同期させる形でアップロード・公開している。 この方法で一つ問題なのは「書きかけの記事ファイル」の扱いが面倒なこと。 書きかけの記事ファイルがある状態で Web サーバと同期するとそれが公開されてしまうのでまずい。しかし完成している記事ファイルがあるならばそちらは同期して順次公開したい。 同期する時には書きかけの記事ファイルを退避させればいいのだが、思いっきり面倒。 ということで手元で公開用 (Web サーバ と同期用)のディレクトリツリーと、ドラフト用(ローカルの Web サーバでのレビュー用)のディレクトリツリーを分けられるようにすることにした。 この2つのディレクトリツリーの差分となる草稿・更新ファイルは a
フラッシュメモリデバイスなディスクに Linux をインストールしたい ⇒ 書き換え限度回数が心配だよ ⇒ CDROM bootable な OS にすればいいよ ⇒ システムの変更やアップデートのときが面倒だよ ⇒ read only filesystem の上にかぶせることができる UnionFS を使えばいいよ ⇒ UnionFS より aufs のほうがおすすめだよ ということで,CentOS 5.2 に aufs をいれてみました。ちなみに「やってみた」レベルのお話です。 aufs とは aufs とは,スタッカブルな「単一化」ファイルシステムです。まぁーつまり,単一ファイルツリーに複数の「ブランチ」を透過的に重ね合わせることができます。 KNOPPIX 5.1 以降で使われています。 ビルドする 残念ながら RPM パッケージは用意されてないので,CVS で最新版をダウンロード
概要 PCの動作は速いほうが良いに決まっている. 速度低下の原因は何か?大きく分けて2つある. CPU(計算)が遅いか,IO(HDDへの読み書きなど)が遅いか. PCを実際に使用して気づくことがある. CPUが力不足で遅くなることよりも,IOのほうが足を引っ張る事が多い(個人的経験と偏見,モバイルPCとかだと違うかもしれない). 故に,PCの動作を速くしたいなら,IO性能の向上を目論むべき. 自分が知っているのは3つの方法. 1) 高性能なSSDを使う(だが,値段が高い). 2) 爆速なRAMを有効活用する(tmpfsなど). 3) データを圧縮して保存しおく.読み込むべき量が減るので読み込みは速くなる.その分,展開にCPUを消費する. Linux上で3を実現する. 使うのは squashfs と aufs. squashfs は読み込み専用だが,圧縮したデータをあたかも,圧縮していなよう
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