もっとも、周波数の割り当てはまだ決まったわけではない。3月末には決定する審査で漏れる可能性も残されている。ただ、新規事業者は既存事業者より優位(審査時に加点)となるため、計画によほどの不備がない限り無事に割り当てられるだろう。 楽天が2018年2月13日に開催した2017年12月期決算説明会によると、準備は順調に進捗しているようだ。「外部ベンダーから一次見積もりを取得し、6000億円内外の設備投資は全国カバーのネットワークを構築するに十分」とした。さらに既存事業者出身者を含め、多数の専門家を採用済みという。折しも技術部隊の配置転換を進めるソフトバンクからは「多くの人材が楽天に流れている」(業界関係者)といった話も聞こえる。