先週は、主に法令や制度面から考えてソーシャルレンディング(ソーシャルファイナンス、P2Pファイナンス)が成立するかどうかを検討し、個人的に想像していたよりはシンプルなスキームでクリアに法律関係を処理できるんじゃないか、というお話をしました。 ただし、法律的に可能であれば事業として成立するかというと、それほど世の中甘くない。ということで、ソーシャルレンディングなるものが日本で成立しうるのかどうか、ということを、今回は財務的な観点から検討してみたいと思います。 消費者金融専業者の財務諸表から推測する まずは、一番手軽な情報源として、EDINETで消費者金融専業者大手(アイフル、アコム、武富士、プロミス)の有価証券報告書を見て、採算構造の推測の参考にしてみたいと思います。 上図は、消費者金融専業者の中で最もH20年3月末の営業貸付金残高が大きい、アコムの財務内容のダイジェストです。 (他の3社も
薄型液晶テレビやiPhoneなどの魅力的なガジェットに心を奪われてしまいがちな今日この頃。 「貯金?なにそれ??」 という方も上手なお金の管理についてちょっと一緒に考えてみませんか? どんなに几帳面な人でも、ゴールに向かって突進するタイプの人でも、アインシュタインでも、カサノバでも、お金のこと、ましてやいかにして貯蓄を増やすかに関してとなると迷路に入り込みがち。「もっと稼いで、使う額を減らせばいい!」というのは小学生でも分かる原理なのですが、実行となるとどうしてなかなかムズカシイですよね。 「もっと稼ぐ方法」はここで説明するのも大変なので割愛しますが、「使う額を減らす」ことに関してはいくつかの方法があります。もちろん日々の生活にいくら必要とか、これだけはどうしても買わないといかんのだよ、鈴木君、という基準は人それぞれですが、簡単なルールを作成し、それを実行することによってほぼ自動的にお金が
経済政策の協調(Co-ordination of economic policies) ユーロ導入は加盟国の経済政策の協調を図る手続きをより強化することを意味する。毎年6月、欧州理事会(EU首脳会議)は欧州委員会の勧告と経済相・蔵相理事会(ECOFIN)による検討を受けて、経済政策指針大綱を設定する。この大綱は、欧州委員会が加盟国の経済状況を見極める際の評価基準となる。各国の政策が合意された指針から逸脱すれば、理事会は必要な是正措置について具体的な勧告を公表することもある。こうした手続きは(ユーロ参加国だけでなく)すべての加盟国に適用される。1997年12月のルクセンブルグ欧州理事会の決定により、政策協調が実際にどのように進められるのかがいっそう明確になった。 ECU(欧州通貨単位)(European Currency Unit) マーストリヒト条約が調印された1992年2月当時の加盟
ご愛読ありがとうございます。記事の本数が多くなり、自分でも把握できなくなってきたので、アクセスが多い記事(一部、相互リンク先のブログの記事も混じっています。)をまとめることにしました。 注意:本ブログの記事を専門家による助言として使用しないでください。 Disclaimer: These articles are meant merely as a basic guide and should not be referred to as professional advice. 最新記事はここをクリック Last update:2010/8/25 ①海外投資を始めたいけれど、難しいそうで不安だという方 -このブログでは、ドルコスト平均法(積み立て)やETFなど誰でも利用できるツールを活用して、10年-20年という単位での長期運用に耐えられる投資戦略を身に付けることを目的としています。 参考
「スーパー広報術」というサイトのメルマガで「CSR広報の時代」という連載をさせていただいています。 その内容を一部リメイクしてこちらに掲載いたします。 この号は、多くのみなさまから反響をいただきました。 本当にありがとうございます。 ------------------------------------------------------------ ■CSR報告書のおさらい みなさんの会社では、「環境報告書」または「CSRレポート」、最近では「サスティナビリティレポート」などと呼ばれる報告書を毎年作成されているでしょうか? 私の所属する日本財団が運営するサイト「CANPAN CSR プラス」では、東証一部上場企業(約1700社)に対し、報告書を作成している場合は、それを送っていただけるように依頼、送られてきたそれらの報告書を48の項目でチェックし、結果をデータベースで公開しています。(
銀行預金の低金利が続く中、「資産運用」「投資」といった言葉をよく聞くようになった。しかし株式やFX(外国為替証拠金取引)などハイリスク・ハイリターン商品で大金をつかんだ人がいる一方で、多額の損失を出した人も後を絶たない。儲かるという光が強ければ損をするという影も濃いだけに、最初の一歩が踏み出せない初心者も多いだろう。そこで今回は、金融商品の中でも初心者に優しい(あるいは易しい)と言われる「投資信託」の基礎を紹介しよう。 ここ数年、投資信託の人気が徐々に高まっている。2004年に40兆円だった投資信託の純資産総額(ファンドの規模を示す数字)は40兆円だったが、2007年には80兆円を突破した。「投資信託」と聞いただけで、難しく考える人もいるだろうが、実は気軽に投資できるのがこの商品の特徴だ。投資信託を買ったことがない人は「何を買ったらいいのか」と迷うかもしれないが、まずは商品の仕組みを説明し
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