おそらくそう言う人は、かけて話を聞いてもらったところで何の解決にもならず、かえって電話をした後に虚しさを感じた経験がないからそんなことを言えるのではないかと思う。 私は何も、いのちの電話の活動を批判したいわけではない。 あれはおそらく自分には出来ない活動であろうと思うし、完全なるボランティアで、夜中中起きて、死にたいだの何だのというネガティブな言葉を吐き続ける人間の話を聞くのは正直苦痛以外の何物でもないと思う。(そう思うから私は友人や家族に「死にたい」とは言わないし、愚痴や弱音の類を誰かに話すこともほとんどない。聞かせるのが心底申し訳ないと思うから) だけどあの活動に携わる方たちは、少しでもそれで気が晴れればよい、自殺する人がいなくなればよいという気持ちだけでその活動に従事されているのである。 本当に頭が下がる思いだ。 実際に、話を聞いてもらって気が楽になった、もう少し生きてみようと思った