大学通いの支えは、尽きない好奇心 これまで、日本史や世界史、国際法などを受講。これらを学んできた理由としては、自らが体験したあの戦争がなぜ起こったのか-その背景を明らかにしたいとの思いがあるからだ。そして、勉強を重ねるごとに、国際的な対立は、戦争ではなく、外交的努力で回避すべきだとの思いが募っている。 「大阪・梅田の地下街でも、今はみんなきれいな格好して歩いているけど、戦争が終わったとき、子供らは真っ黒の顔をして地面にへたり込んでいた。それを見たら、戦争みたいなもんは、絶対アカンと思うわな」 一方で、自身の大学通いを支えているのは、尽きることのない好奇心だとも。そのひとつとして、英会話の講座にも挑戦したという。「最近は、広告も英語で書いてあって、何を書いてるか分からない。勉強したので、今は字引があれば、だいたい分かるようになった」 平成10年に妻を亡くしてからは、一人暮らし。子や孫もいるが