プロ野球東北楽天の本拠地、県営宮城球場(仙台市宮城野区)の愛称が2018年1月から「楽天生命パーク宮城」に変更される。2年連続の変更に、ファンから「企業の都合で、しかも短期間のうちに…」「そもそも、どう略して呼べばいいのか」といった戸惑いの声が上がっている。 親会社の楽天(東京)と宮城県とのネーミングライツ(命名権)契約は14年から。以降、球場は楽天グループの電子書籍サービスの名称「Kobo」を冠して「コボスタ」と親しまれてきた。米大リーグの球場のようなボールパーク化が進められ、17年は「コボパーク」などと呼ばれた。 仙台市宮城野区の団体職員田村義洋さん(32)は愛称変更に困惑しながらも「企業が高いお金を出して得た権利なので、仕方ない」。楽天が「(楽天生命の)認知度向上と拡大」を理由としているため、「今後も楽天が力の入れたい分野の愛称に変わる可能性があるのではないか」とみる。 青葉区の会社