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2020年4月23日のブックマーク (2件)

  • コロナ・ピューリタニズムの懸念|斎藤環(精神科医)

    疫病は倫理観を書き換える。14世紀にヨーロッパの人口の約30%(地域によっては80%)を死亡せしめたペスト(黒死病)は人々の死生観に影響を及ぼし、「メメント・モリ(死を思え)」なる標語を生んだ。一方、18世紀におけるイギリスでのペストの流行は、故郷に疎開して思索に集中できたアイザック・ニュートンに万有引力の着想をはじめとする「三大業績」をもたらした。15世紀から16世紀初頭にかけて急速にヨーロッパに広まった梅毒は、イギリス人の意識と社会的身ぶりとを変え、ピューリタニズムをもたらしたという説がある。 20世紀末から流行したHIVは、当初は罹患者の特徴から、同性愛やドラッグカルチャーに対する神罰、といったニュアンスでとらえられた。粘膜を介しての血液の交換が危険であると理解されてからは、避妊のためではなく、いわば「粘膜への禁欲」としてコンドームの使用が大々的に推奨された。 そして現在、新型コロナ

    コロナ・ピューリタニズムの懸念|斎藤環(精神科医)
    izmii
    izmii 2020/04/23
  • 【イベント採録】今こそ2010年代の日本SFを振り返ろう。大森望×小川一水×日下三蔵×飛浩隆|Hayakawa Books & Magazines(β)

    SF大賞の発表が行われた今年の2月23日、青山ブックセンターで開催されたトークイベントの模様を採録します。これからの未来を考えていきたい今だからこそ、これまでのSFを振り返るお話をお楽しみください。 (記事は5月発売予定のSFマガジン6月号にも収録予定です) 第40回日SF大賞結果 ●大賞 『天冥の標』全10巻 小川一水(早川書房) 『宿借りの星』酉島伝法(東京創元社) ●特別賞 『年刊日SF傑作選』全12巻 大森望・日下三蔵=編(東京創元社) ●功績賞 吾ひでお(漫画家) 眉村卓(作家) ●会長賞 小川隆(翻訳家) 星敬(評論家・編集者) ■祝・SF大賞 塩澤 イベントに先駆けて、日SF大賞の発表がありました。小川一水さんから順番に、受賞の言葉をお願いします。 小川 2009年から『天冥の標』を書いてきて、ちょうど10年で完結して賞をいただくことになりました。私の気持ちとし

    【イベント採録】今こそ2010年代の日本SFを振り返ろう。大森望×小川一水×日下三蔵×飛浩隆|Hayakawa Books & Magazines(β)
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    izmii 2020/04/23