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ブックマーク / tmaita77.blogspot.com (3)

  • どの学習指導要領で育ったか

    年が明けました。今年もどうぞ,よろしくお願いいたします。 2015年は戦後70年に当たります。この節目の年のスタートということで,特定の観点から戦後史を振り返ってみようと思います。具体的には,学習指導要領の変遷史の上に,各世代の軌跡を書き込んでみます。タイトルのごとく,それぞれの世代は「どの学習指導要領で育ったか」を可視化する試みです。 学習指導要領とは教育課程の国家基準ですが,その内容は時代ともに改訂されてきています。大よそ10年間隔です。その変遷史をみると,能力主義の考え方のもと,授業時数や教育内容がうんと増やされた時期もあれば,その逆の時期もあります。後者の学習指導要領で育った世代は,「ゆとり世代」などといわれたりします。 どの学習指導要領で育ったかは,各世代の人間形成に少なからず影響していることでしょう。学習指導要領をして「国民形成の設計書」となぞらえた論者もいますが,その規定力(

    どの学習指導要領で育ったか
    izumiya1948
    izumiya1948 2015/01/02
    1956年の高校のみの改訂が抜けているし、これ以降高校の改訂はすべて学年進行なのでおかしい。
  • 少年問題の変遷

    佐世保の女子高生殺害事件の加害者は16歳の女生徒だったのですが,この事件をきかっけに,「今の子どもはおかしい」という不安が広がっています。しかるに,少年の凶悪犯罪は実数でみても率でみても昔のほうが多かったことは,犯罪学を少しかじった人間なら,誰しも知っていること。 今回は,少年の問題行動指標の長期変化をたどってみようと思います。問題行動には,人を殺める・殴るなどの反社会的なものもあれば,社会的存在たる人に非ざる非社会的なもの,さらには,現存の社会から離脱する脱社会的なものまで,多様なバリエーションがあります。 私は,このような枠組みを念頭に,少年の問題長行動を測る指標(measure)として8つを考えました。①殺人率,②強盗率,③性犯罪率,④傷害率,⑤窃盗率,⑥詐欺率,⑦長期欠席率,⑧自殺率,です。①~⑥は反社会的逸脱,⑦は非社会的逸脱,⑧は脱社会的逸脱に対応すると考えます。メジャーな反社

    少年問題の変遷
  • 貧困と学業不振・問題行動の関連

    言わずとも知れた教育社会学の典型テーマですが,教員を対象とした調査からも,この現象を浮かび上がらせることができます。今回はそれをご報告しようと思います。 用いるのは,ここのところ毎回使っている,国際教員調査(TALIS 2013)です。ローデータをゲットしましたので,任意の設問間のクロスも自由自在。いろいろなことを明らかにできる「お宝」です。ローデータは,下記サイトにてダウンロードできます。

    貧困と学業不振・問題行動の関連
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