衰えることのないランニングブーム。「東京マラソン」の倍率は10倍に迫り、大阪マラソンも5倍を超える。健康志向・ダイエット志向が強まるなか、「有酸素運動」の代名詞であるランニング人気は当分続きそうだ。 だが、こうしたランニングブームを歓迎しつつも、その過熱ぶりに首を傾げる人も。『代謝を上げると仕事が進む』の著者であるパーソナル・トレーナーの池澤智氏はこう語る。 「ランニングももちろん良いのですが、ビジネスパースンにお勧めしたいのは、実は“有酸素運動”よりもむしろ“無酸素運動”なんです。無酸素運動をすることで、頭の回転が速くなったり、集中力が高まったなんて声もよく聞きますよ」 同氏は、カリスマトレーナーとして名高いケビン山崎氏が主宰するジム「トータル・ワークアウト」の人気トレーナー。ビジネスパースンの顧客も多く、彼らからそんな声を聞くことも少なくないという。だが、いったいなぜ“無酸素運動”をす