地場の自動車大手タタ・モーターズ傘下の英ジャガー・ランドローバー(JLR)が、サウジアラビアで自動車を生産する工場の建設を計画している。 総投資額は約104億ルピーで、年間10万台を生産する計画。中東で増加が続くJLR車の需要に対応するのが狙い。JLRが海外に持つ生産拠点としては中国、ブラジルに次いで3番目となる。 一部メディアの報道によると、JLRはサウジ政府と現在、同国東部で交渉を進めており、協議は詰めのの段階にきているという。 稼動後はスポーツタイプ多目的車(SUV)「ランドローバー・ディスカバリー」を生産する予定。現地で従業員を雇用し、最終的には4,000-5,000人体制とする計画。 当初は部品を英国から輸入するが、将来的にはサウジ国内での部品調達率を高める。 JLRは2008年にタタに買収されて以来、積極的な事業拡大を進めている。来年には英ミッドランド州でエンジン工場
“同志”と参拝を強行した安倍。しかし、同盟国の「真意」は計れなかった。 ◇ ◇ 「今年は第一次大戦から100年を迎える年である。当時、英独は大きな経済関係にあったにもかかわらず第一次大戦に至ったという歴史的経緯があった」 スイスで開かれた世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に参加した安倍晋三首相が1月22日、外国メディアに向けて述べた発言が、国際的な波紋を呼んだ。現在の日中関係を第一次世界大戦で対決する前の英独関係に例えたことから、安倍が「日中戦争」の可能性を認めたと受け止められたのだ。 もちろん安倍に中国と軍事的にことを構える考えは毛頭ない。しかし、国際社会がそう受け止めた背景には、尖閣諸島をめぐる日中の応酬、そして昨年末、安倍が踏み切った靖国神社参拝の生々しい記憶があった。 靖国参拝をめぐっては、官邸の「奥の院」でも暗闘が繰り広げられていた。 「総理が私の意見を聞
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