中年向け男性ファッション誌『LEON』の編集長、岸田一郎氏(55)が近く、出版元の主婦と生活社を退職することが分かった。同誌からは、「ちょいモテオヤジ」「ちょい不良(ワル)オヤジ」などの流行語も生まれ、表紙を飾るイタリア人モデルのパンツェッタ・ジローラモ氏(43)は“中年のファッションリーダー”としてモテモテ。この種の雑誌では異例の10万部(公称)に伸ばした名物編集長は、次に何をやらかそうとしているのか−。 話題を振りまいてきた編集長の動向だけに、出版界では、さまざまな憶測が駆けめぐった。 一部では「大手出版社が、10月に創刊準備を進めている男性誌の編集長に数億円で、引き抜かれたのではないか」とか「ゴージャスな誌面づくりに、経費を掛けすぎたことが社内で問題になったのではないか」など、早くもウワサに尾ひれが付きだしている。 主婦と生活社では、岸田氏の退社について、「雑誌も含めて紙媒体以外の、