2006年12月26日06:00 カテゴリ書評/画評/品評 書評 - インテリジェンス 武器なき戦争 インテリジェンス 武器なき戦争 佐藤優 / 手嶋龍一 ♪Espionage 悲しきさだめ ♪Espionage いつかは異国の土になる とアリスに歌われたスパイは、まだ異国の土になれただけましだったのかも知れない。 それさえ許されず、自国の塀の中の人となったのが佐藤優だ。 本書は、「国民の罠」の佐藤優が、「ウルトラ・ダラー」の手嶋龍一と対談した本である。それだけでもう「買い」であり、 My Life Between Silicon Valley and Japan - インテリジェンス 武器なき戦争 「インテリジェンス 武器なき戦争」(手嶋龍一・佐藤優共著)が面白い。著者二人が語り合う全編が刺激に満ちている。 というのは本当だが、そもそも佐藤氏が刺激的な対談をしている現状そのものに、私は不