今年3月に発売になったソニーのHDVカメラ「HDR-HC3」は、販売初月だけで4万台売ったという。ちなみに前作「HDR-HC1」の時は発売初月で3万台売れ、目標の1.5倍を達成したと報道されたが、それを上回る勢いで売れたことになる。 HC3の特徴は、もちろん小型の1080iハイビジョンビデオカメラということで、他社からの追従は今のところなく、完全に独走態勢となっている。ここまでの差別化を与えた技術は、やはり独自開発の高画質CMOSセンサーだろう。 過去CMOS搭載のカメラは存在したが、台湾製MP4カメラであったり携帯電話搭載であったりと、画質的には安かろう悪かろうといったイメージだった。一部の高級デジカメに採用された例もあったが、おそらくコンシューマ製品としてCMOSで高画質をうたったのは、ソニーのDVカメラ「DCR-PC1000」が最初だろう。 CMOSで三板をやるというユニークなビデオ
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