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カードと戦前に関するj708のブックマーク (1)

  • 緑の札

    そもそも「緑の札」とは? 「緑の札」とは、SF作家森下一仁先生の日記(2003年6月30日)で、読者の山口素夫さんからのお便りを引用した中で紹介されていた昭和初期のSF小説である。山口さんによれば、白川静の『漢字百話』に、「昭和5~6年頃の朝日新聞夕刊に、『緑の札』というSF小説が掲載されていた」という記述があるという。 そこで、まずは白川静『漢字百話』(中公文庫)から、該当の箇所を引用しておこう。 たぶん昭和五、六年のころのことであったと思う。朝日新聞の夕刊に、『緑の札(グリーン・カード)』という、五十年後の社会を描く未来小説が連載された。懸賞小説の応募作品である。主人公は、企業欲にとりつかれた汎太平洋航空の女社長である。その息子は生命の神秘にいどむ若い科学者で、自分の愛人を実験台に使って仮死状態に陥らせてしまい、危く恩師の手で救われる。一夜荒れ狂う洋上で雷撃を受けた自社の大型旅客機が墜

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