辛口のコラムニストであり、独創的な消しゴム版画家でもあったナンシー関が亡くなったのは2002年6月。コラムの芸風(?)を似せた感じの人はいるけれど、消しゴム版画を受け継ぐ人はいなかった……と思ったら、昨年10月から、ソーシャル・ネットワーキング・サイト、mixi(ミクシィ)のコミュニティーでその趣向が復活していた。 コミュニティー「ナンシー関的顔面スタンプ」の管理人、ナンシー小関さんは、コンピューター・グラフィックス・デザインの仕事をされている方。ナンシー関の消しゴム版画風の肖像画を、グラフィックソフトを使ってパソコンで作成し、かなりの作品レベルにまで仕上げて同コミュニティーで発表している。 それらの作品を収めた「ナンシー小関の顔面スタンプ」まで出版され、その反響はmixiの枠を越えてブログの世界にも広がった。その経過は、はてなブックマークのキーワード「ナンシー小関」のリストを見ると分かる