たまに、無性に、どうしようもなくカップ焼きそばが食べたくなる時がある。健康やカロリーのことなんかどうでもいい。安いソースが絡まった麺を、どうしても食べたい。今すぐ食べたい。 麺もいいが、忘れてならないのがキャベツの存在だ。少量ながら唯一の具と言ってもいい、あのキャベツ。もうちょっと量がたくさんあったら嬉しいなぁ…と、常々思っていた。 思うだけならサルでも出来る。それをどう克服するかが、人類であることの証ではないだろうか。キャベツごときで大袈裟か。 いや、ちっとも大袈裟なんかじゃない。やってみよう。 (高瀬 克子) 乾燥か、冷凍か キャベツの量を増やす、といっても、ただキャベツを投入すればいいってもんじゃない。今回は、あのカップキャベツ独特の歯応えまで再現しようという計画だ。 茹でたり炒めたりするのは、お手軽が信条のカップ焼きそば精神にもとる。といって、生は明らかに違うだろう。 御存知のよう