最新の2006年インターネット白書(発行:インプレスR&D)によると、世界のインターネット利用者は約10億人。日本国内におけるインターネット普及率(世帯浸透率)は85.4%に達している。日本に住んでいると、インターネットは既に誰でも何処でも使うことができると感じられるが、しかし世界の人口は約60億人であり、インターネットはまだ全世界の人口の6分の1程度しか普及していないことになる。新興国では、インターネットはまだまだ一般に普及していないのだ。インターネット上で展開されている膨大な情報にアクセスできるかできないか、ということが、デジタルディバイドと呼ばれる国際的な社会問題になっているなかで、新興国におけるインターネットの普及は人権的に見ても急務であると考えられている。また、マーケットの期待も大きい。既にインターネットの普及率から見て飽和の域に達している先進諸国よりも、これから爆発的な普及が期