■周波数帯・性能・サービス内容に疑念 関係各社の調整難航 次世代の高速移動無線の本命とみられていた「WiMAX(ワイマックス)」の実用化に向けた議論が混迷している。 衛星無線システムとの干渉のため、ワイマックスへの割当が想定されていた周波数帯が大幅に縮小される可能性があるほか、高速移動しながらの通信性能が他のシステムに比べて劣るという見方も出ている。 総務省では改めて各事業者を集めて、割当のあり方や利用法などを話し合う場を設けることも検討しており、来年7月の免許付与というスケジュールが遅れる可能性もありそうだ。 ワイマックスは高速移動中も最大毎秒20〜30メガ(1メガは100万)ビット程度とADSL(非対称デジタル加入者線)並みか、それ以上のブロードバンド(高速大容量)通信が可能。すでに国際標準となっており、韓国では商用サービスがスタートしたほか、米国でも大規模な商用化計画が進んで