ブログが、日々の記録をビジネスのノウハウに変える〜社内の情報共有に生かす(4) (関 信浩=シックス・アパート代表取締役) 前回は、「日報」と「申し送り」について解説しました。日々起こったことを、簡単かつ効率よく、定期的な記録として書き残すことができます。今回は、「底上げ」と「タバコ部屋」の2つのケースについて解説します。「底上げ」と「タバコ部屋」は、日常の記録の中から「コツ」や「ノウハウ」を抽出することが目的と言えるでしょう。改めてノウハウを書き起こすのではなく、思い付いたことを書き残し、それを整理したり、検索したりすることによって知識として利用できるようにする試みです。 現場のコツはマニュアルには載ってない 「個人の能力の総和以上にグループとしての能力を向上させたい」、「日本人的な『和の精神』で個人が仕事をすることによって、さらに大きな成果を上げる」という命題は、経営者や管理職