Intelはドットコムブームの全盛期以降、さまざまな事業の「融合」(コンバージェンス)を進めてきた。しかし、それから7年が経った現在、同社の新しいキーワードは「分散」(ダイバージェンス)になりそうな雲行きだ。 最近になって、San Jose Mercury NewsとWall Street Journalは、通信関連の複数の事業について、Intelが売却を検討している可能性があると報じた。4月には同社の最高経営責任者(CEO)であるPaul Otellini氏が、経費節減のため事業運営の戦略的見直しを実行中だと述べていた。今回の報道によると、この見直しの中で、本業のPCやサーバ向けプロセッサと関連が薄く、なおかつ期待通りの成果が出ていない製品および事業を切り離すこともあり得るという。 あるIntelの関係者は、同社はOtellini氏が4月に説明した事業見直しが完了するまで、同社が取り得る