喪失と獲得―進化心理学から見た心と体 作者: ニコラスハンフリー,Nicholas Humphrey,垂水雄二出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2004/10メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 45回この商品を含むブログ (62件) を見る引き続き読む。「奇形の変容」を読んですこしクラっとする。そういう考え方もあるんだなと。 人間は現在の姿がベストなのか。神が創造したという考えに立つとそうかもしれないが、進化の結果こうなったのだと考える人にとっては現在の人間の姿形は物足りない。もっと身長が高くても良かったし、もっと頭が良くても良かったはずなのだ。しかし人間が現在のような状態に落ち着いているのもそれなりに理由があったからなのだとこの文章では指摘している。 身長がもっと高ければ、動物をしとめるのに苦労しないので道具を発明する能力は発展しなかったかもしれない。体毛がなくなったこと
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