世界の富裕層人口は870万人に、日本が16%占める、メリルリンチの調査 メリルリンチ日本証券(メリルリンチ)は6月21日、世界の富裕層に関する調査結果を明らかにした。それによると、住居を除く金融資産が100万米ドルを超える富裕層の人口は、2005年末で870万人に達し、前年比で6.5%増加した。また、3000万米ドル以上の金融資産を保有する超富裕層の人口は同10.2%増の8万5400人となった。 日本の富裕層の人口は前年比4.7%増の141万人。世界で16.2%を占める。メリルリンチでは、日本における富裕層の増加の主な要因を、実質GDPの成長、堅調な相場環境、デフレ圧力の沈静化、消費の改善などと分析。これらは2006年も継続すると予測する。 米国富裕層の人口は6.8%増と、過去3年間で初めて増加率が前年を下回った。ただし北米地域の富裕層人口は290万人と、依然としてほかの地域に比べ多