ネットの草の根情報は信頼に足るか。掲示板、ブログなど、対象を変えながら繰り返し議論され続けている問題だ。「真実とは何か」という哲学的な問いに発展することもある。最近では昨年後半、ネットユーザーが自由に執筆・編集できるネット百科事典Wikipediaに、ジョークのつもりで書いたニセ投稿が長期間掲載されていたことで論争が再燃した。その議論が、今度はニュースポータルに飛び火した。今回は、サンフランシスコのスタートアップ企業、Diggのユーザー参加型のニュース・情報サービスをNetscape.comがまねたのが発端だ。 Diggでは、登録メンバーが自由にネット上の情報を登録でき、さらに登録された情報に対して投票・コメントを加えられる。最大の特徴は"投票"を反映した情報の表示である。たとえば投票総数をベースに、過去1日/ 1週間/ 1カ月/ 1年という期間ごとに情報をソートできる。MYCOMジャーナ