人口減の岐路に立たされた日本。奥田碩トヨタ自動車相談役をはじめ、移民・外国人労働者の受け入れ拡充を求める声が目立ち始めた。一方で、日本政府も、「世界の頭脳」を引きつけるべく、外国人労働者の受け入れ体制の見直しに乗り出している。 移民・外国人労働者の受け入れ。それは、「イノベーション大国ニッポン」になるための投資を意味する。彼らがもたらすアイデアに投資し、イノベーションを回収する。 「移民・外国人労働者×アイデア=イノベーション」の方程式を編み出す。移民先進国米国の蓋を開けてみると、そんな図式が存在することに気がつく。 存在感を増す移民創業企業 「もし米国が、私と私の家族を迎え入れてくれなかったら、ヤフーは米国の企業ではなかっただろう」(ヤフーの共同創業者、ジェリー・ヤン氏) 全世界に約1万人の従業員を抱える、ポータルサイト最大手のヤフー。時価総額は370億ドル(約4兆3000億円)に上り、
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