廉価モデルにもかかわらず、レンズ性能はかなりまともで、ワイド端ではごく周辺部を除けば像の乱れもなく、1/2.5型機としてはなかなか優秀な写りだと思う。テレ端にズームすると、どの機種も多少コントラストが低下しキレが悪くなるが、PowerShot A430とA530は光学4倍ズームにもかかわらず、画質の低下が少ないのは見事。一方、FE-150はちょっと甘めの描写になってしまう。 もっとも違いが出たのは、青空の発色だ。COOLPIX L3は、彩度が高めでシアンが強く、松下電器 LUMIX DMC-LS2はマゼンタが強めの青空だ。また、コントラストが低下するテレ端では、PowerShotの2機種は、青空がグレーに濁ってしまっている。撮影日時は4月20日午後3時過ぎで、正午の光に比べれば少し色温度が低めだが、冬の光に比べればまだまだ黄色みは少なく、肉眼では澄み切った青空に見えた。 ちなみに、データを