米国ワシントン州キング郡のカークランドで、67歳の孤独な老人が暮らしていた。彼の家には、無数のネズミが棲み付いていた。彼の家で繁殖したネズミは、近所の家をも脅かすようになった。近所の人たちが彼に何度苦情を訴えても、「わしの大事な友達を駆除するつもりなんかない」と言い張るばかり。 業を煮やした周辺住民の1人がキング郡議会のジェーン・ヘーグ議員に陳情したところ、今度は保健所の役人ではなく、キング郡保安官事務所が介入することになった。そして、12月11日、女性の保安官代理が老人宅を訪れた。 保安官代理が報告書に書いた文面によると、老人宅の前の歩道を歩いているときから、悪臭が漂ってきたという。そして、老人宅はゴミ、汚物、ネズミで覆い尽くされていた。 保安官代理が呼び鈴を鳴らしても中から返答はなかった。彼女は、その場を立ち去らず家の中に入ってみることにした。 家の中には悪臭が充満し、おびただしい数の