ブログは今後、新しいメディアとして確立しそうだが、人間が把握できる情報がむやみに増えるだけではよくない。ブログはあくまでも手段。ブログをやる人は、そこに表現する目的(対象)に対する技量、つまり「国語力」を磨くことが重要だ。「新世紀情報社会」では、情報の種類や量が増え、その価値が確実に高まっている。だが、その社会が真価を表すためには、多彩な人間的価値とそれらを的確に表現する能力、そしてその情報の価値を高め合える最低限のリテラシーとプラットフォームのすべてがなければならない。 続かないブログの背景 「新世紀情報社会」で問われることになったのは、言葉そのものよりも、「考える」「感じる」「想像する」「表す」など情報を処理・操作する領域がより中核であるという「日本語力」つまり「国語力」の本質である。 その「国語力」の現状はどうなっているのだろうか。向上しているのか。それとも衰退しているのか。やや大げ